
稲垣
2026年10月19日
―空き家・空き店舗を「活かす」選択肢を知っていますかー
現在、前橋のまちなかを舞台に「前橋国際芸術祭2026」が開催されています(12月20日まで)。中心市街地に点在するアートスポットを歩いて巡る芸術祭で、まちなかに足を運ぶ方が増えています。会場周辺では、空き店舗を活用して営業する飲食店なども見られます。
前橋市は、中心街の歩行者減少や空き店舗の増加という課題に向き合い、アートと建築を軸にしたまちづくりを進めてきました。空き店舗や空き家を新たな店舗として活かす動きは、その流れの一つです。
ここで知っておきたいのが、前橋市の「まちなかリビルド支援補助金(令和8年度)」です。空き店舗や空き家などの遊休不動産をリノベーションし、新たなテナントの入居や募集につなげる費用を支援する制度で、補助率は1/2です。上限は、使う事業主体が決まっている場合は50万円、未定の場合は40万円です。対象は前橋市アーバンデザイン策定区域で、所有者のほか、所有者から物件を借りたリノベパートナーも申請できます。対象経費には内外装工事のほか、登記費用や測量費用も含まれます。申請は令和9年2月28日までですが、予算に達し次第終了し、工事の着手前に申請する必要があります。
空き家や空き店舗を活かす動きは、群馬県内の他の地域にもあります。桐生市では、国登録文化財の旧のこぎり屋根工場や古民家を活用してベーカリーカフェなどを営む事例が、県の表彰を受けています。また、前橋市や桐生市では、空き店舗や古民家のリノベーションを資金面から支えるまちづくりファンドが設立され、活動しています。桐生市には、空き物件を活用した新店舗の改修費を1/2補助する制度もあり、県内各地で「活かす」ための後押しが広がっています。この他群馬県内の多くの場所で空き家・空き店舗を改装して、様々な事業が営まれています。
ただし、長年人が住んでいない建物は、見えない部分で傷みが進んでいることも少なくありません。活用を考える前に、建物の状態を確認しておくことが大切です。当センターでは、空き家の状態確認や活用に向けた相談もお受けしています。「使い道がなくて困っている」という所有者の方は、お気軽にご相談ください。
【お問合せ先】
前橋市産業経済部にぎわい商業課 商業振興係 TEL:027-210-2188